自分勝手な世界

適当で嘘みたいな話

大木幹也(21)

1.大木幹也
ゴリラみたいな体。踏ん反り返っている。威張り散らしている。暴力を振りがち。タバコ、お酒をよく飲み、他人に飲ませ、お会計は他人に払わせる。なぜなら俺の方が他人よりも偉いから。しかし大学に入学してもその態度なので、友達は少ない。内弁慶。友達は気の弱いコミュ障と、他のゴリラたち。

癖は椅子のひじ掛けを殴ること、貧乏ゆすり。口癖は「残念!」「うるせー」「お前、NFL出たら死んでるから」「おっしゃこら、ペプシコーラ」「男ですから」「金貸してくんね?」。2chのプロレス板の荒らしを消火することで正義感を感じている。

将来の夢はない。なんとかなんじゃね、みたいな。

実際、幹也の将来はこんな感じ。高校卒業後、誰でもできる簡単な倉庫のピッキングのアルバイトで食いつなぐ。しかし仕事以外は引きこもっているため、ストレスがたまる。ニコ動でイケメン配信者を荒らしまくる。27歳で非リアの権利を守るデモに参加する。そこでのコミュニティに染まる。29歳で父親死去。非リアの権利を主張している団体にはIT系や技術者、内気なインテリが多いため、幹也は自分のこともインテリだと思い込む。31歳で母親死去。32歳で右翼団体に染まり、ネトウヨと化す。39歳でBig Bang(韓流アイドル)の事務所に殺害予告を送り付け、懲役2年を言い渡される。41歳になる。出所後はパチンコ屋で働く。ストレスを食事で解消しているせいで糖尿病になる。医療費を払えないため糖尿病が進行する。43歳で生活保護を受給し始める。44歳で糖尿病の合併症である糖尿病性腎症にかかり45歳で早逝した。

 

※この大木幹也は想像上の人物です。